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熊本にて雨の観測データを取得しています

  東海大学情報技術センター(TRIC)は、気象庁気象研究所と宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同研究の枠組みで、東海大学熊本キャンパスにおいて雨の観測を開始しています。
  2023年6月28日から29日にかけて熊本で激しい雨が降りました。図1は、6月28日の11:00から12:00までに観測されたマイクロレインレーダのデータです。画像の左端が11:00、右端が12:00です。マイクロレインレーダは、熊本校舎上空6kmまでの雨の強さを観測しており、雨が強くなると赤色が濃くなります。図1の11:36頃(図中矢印)には濃い赤色となっており大雨だった事を観測しており、11:51前後は青色となり雨が弱まっていることを示します。図2は、11:36と11:51の熊本キャンパス上空の雲を全天雲カメラで撮影した画像です。大雨となった11:36の画像は厚い雲のため全体が暗く写っており、雨が弱くなった11:51の画像では比較的薄い雲が明るく撮影されています。
  熊本キャンパスの東方約10kmにある東海大学阿蘇くまもと臨空キャンパスの本学職員によると、6月28日の熊本は、激しい雨となり交通機関にも影響が発生したとのことです。今後も雨の観測を継続し、豪雨災害等のリスク分析に挑戦していきます。

雨の観測の様子はJAXAホームページ
https://www.eorc.jaxa.jp/GPM/SENJO/
にてご覧いただくことができます。

  図1 マイクロレインレーダのデータ(JAXAの画像にTRICが追記)

  図2 2023年6月28日の全天雲カメラ画像(魚眼レンズ) 左11:36 右11:51
(TRIC/JAXA)