地球の鼓動に耳をすませば
-東海大学新聞連載コラムー

(36)太陽放射観測データ公開中!!

佐々木 政子、 竹下 秀
東海大学総合科学技術研究所

本プロジェクトでは、大学内外の研究者たちと協力して、地磁気、太陽放射、地震、リモートセンシングなど地球情報の収集、解析、その公開を目的に活動しています。湘南校舎で1990年に開始された太陽放射観測は、いま、日本の北端稚内から南端西表にまで広がり、日射、UV-AUV-Bの各放射量を24時間計測しながら公開しています(http://150.7.49.187)

図は429日ゴールデンウィークに4地点で観測した日射量とUV-B量を比較したものです。グラフの凹凸は天候変化の反映です。西表は天候の変動が激しくこの日も午前中曇りで午後晴れでした。日射は日の出と共に、日没まで観測されます。この時期4地点で、日中の日射量にそれほど大きい差はありません。一方、オゾン変動に影響されるUV-Bは、明らかな地域差を示します。日の出一時間後から観測され始め、日没一時間前に消散します。この図から、UV-Bが強い時間帯の違いも解るでしょう。この夏、太陽放射データをご活用ください。

 


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    地球情報調査プロジェクトHP:http://www.tric.u-tokai.ac.jp/rsite/r2/jindex.htm
東海大学新聞掲載日 20047月20
  禁無断掲載 C 学校法人東海大学新聞編集委員会

Update: 2004.10.1  E-mail: kcho@keyaki.cc.u-tokai.ac.jp