16K 超高精細サイネージシステムの開発 <H.265/HEVC Main 422 10プロファイル対応版プレイヤー>
東海大学情報技術センター(TRIC)と株式会社テクモマセマティカル(TMC)では、2017年度から超高精細映像処理モジュールの開発に関する共同研究を実施しており、大画面化、高精細化が進むサイネージ向けシステムの開発に取り組んでいます。最新の研究で、TRICが独自開発した画像処理ソフトウェア「TIPE」で制作した16Kx8Kサイズの衛星画像コンテンツを、TMC社の最適化コンピュータアルゴリズム「DMNA」を通して、1台の汎用デスクトップPCと4台の8Kモニタで再生(H.265/HEVC)することに成功しました。16Kの超高精細映像を1台の汎用デスクトップPCで再生可能とした点がこのシステムの最大の特徴です。
情報技術センターではこうした新技術の導入によって、衛星データを基盤としたデジタルコンテンツの独自制作やデジタルアーカイブ化、地球環境教育を軸とした超高精細映像技術の普及、防犯や医療分野等への応用など、様々な分野での画像情報の実利用を進めていく計画です。
16K画像表示装置
画像表示装置の構成(8Kモニター4面)