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長江流域の古環境調査-洞庭湖の環境変動
中国・長江中流域にある洞庭湖では、近年その本流と支流からの土砂流入によって湖底が上昇し、湖面が急速に縮小しています。そしてこの湖の縮小化現象は、長江の中・下流域に洪水を頻発させ、中国における大きな環境問題となっています。
洞庭湖の歴史的変遷をみると、湖の形状は古代から拡大と縮小を繰り返しながら大きく変動してきました。湖の面積が最大になるのは、元・明・清のころで、約6000km2まで達したことがわかっています。以降、湖は縮小化の一途をたどり、1995年には2,600km2まで小さくなってしまいました。画像は、1979年と1999年の洞庭湖をランドサット画像でモニタリングしたもので、近年の洞庭湖の縮小化を明確にとらえています。

1979年12月
LANDSAT/MSS

1999年12月
LANDSAT/ETM+
洞庭湖の環境変動
©TRIC/ESTO