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キトラ古墳ビデオ映像解析
1998年3月、奈良県明日香村の「キトラ古墳」において実施された発掘を伴わない超小型カメラによる石室内調査で、いまから1300年前のものと推定される壮麗な壁画が確認され、高松塚に次ぐ日本で2番目の壮麗な壁画として大きく報じられました。
東海大学情報技術センターでは、NHKと共同研究で、キトラ古墳の側壁に描かれた「玄武」や「白虎」など四神像、そして天井の天文図の画像解析を実施しました。解析処理では、限られた条件の中で超小型カメラで撮影したため,部分的にしか見ることのできなかった壁画を一枚の画像につなぎ合わせた後、シミュレーションなどで得られたデータを基準に、斜めから撮影された画像を正面から見たように補正しました。
これらの処理により、キトラ古墳石槨内の壁画および天文図解読のための貴重なデータが得られました。

石槨内部の合成画像

石槨内部ビデオ映像の処理画像
©Asuka,TRIC,NHK

星宿図の処理画像

玄武(左)と白虎(右)