学校法人東海大学と宇宙開発事業団（NASDA）は「地球観測分野における協力に関する協定」を取り交わすこととなり、平成８年８月２日、東海大学校友会館で署名式が開催された。署名式では東海大学からは松前理事長、坂田情報技術センター所長ら多数の関係者が、また事業団からは松井理事長をはじめ、吉村理事、飯田地球観測システム本部副本部長ら地球観測システム本部の担当者が出席し、和やかな雰囲気の中で協定書への調印が行われた。
東海大学宇宙情報センターでは、これまで宇宙開発事業団が打ち上げた海洋観測衛星１号（MOS-１）など地球観測衛星のデータを10年近くにわたって受信し続けており、衛星データ受信局としての実績を残してきた。また最近では、東海大学情報技術センターとの間で研究分野における解析技術の面でも協力が進められており、今回の協力協定締結により、地球観測分野全般にわたる多岐な協力関係が今後いっそう充実するものと期待される。